海外旅行の荷造りの基本
スーツケースは余裕をもたせたパッキングが大切
出発日が近くなってきたら、そろそろ始めたいのが荷物の準備。「どんな旅行バッグを持っていくか」と言うことですが、大前提として「機内に預ける大きなバッグ1個と機内に持ち込める小さなバッグ1個に分けて、荷物をつめる」と言うことを覚えておきましょう。
海外旅行というと、あれもこれも持っていきたくなってしまうが、スーツケースがパンパンになるほど詰め込んでしまっては、帰ってくるときに大変です。
どうしてもお土産などで荷物が増えてしまうからで、出発のときは、スーツケースの中に、3割ぐらいの余裕をもたせるように心がけましょう。
それがむずかしいなら、小さくたためるボストンバッグや、ナイロンか布製の小バッグ、トートバッグをひとつ余分に持っていきましょう。
現地でのショッピングにも利用できるし、帰国時には手荷物入れとして利用すれば、わざわざ現地で調達する必要もなくて一石二鳥。
重い物はスーツケースの下に
スーツケースに荷物を詰めるときは、下に重い物、上に軽い物を入れるのが基本と覚えておこう。バランスがとれて安定するので、持ち運びしやすくなる。たとえば、旅先で読む本などは下にし、着替えは上といった具合です。
キャスター付きのスーツケースの場合は、キャスターのある下側に重い物をまとめて入れましょう。
また、ジャケットやワンピースなどはフタ側に入れ、Tシャツやセーター、タオル類などはクルクル巻いて詰め物代わりにすると便利です。
リュックの中の荷物はは重い物が上
リュックサックに荷物を詰めるときは、スーツケースと同様に、つい重い物を下に、軽い物を上にしてしまいがちですが、これは逆です。
リュックなどを背負っているときは、やや前かがみの姿勢になっているので、なるべく背中の高い位置に重い物があるほうが、体全体で重みを支えることができるので疲れない。
ただ、いくら軽いからといっても、いざというときに必要な雨具などを下に入れてしまっては意味がない。救急セットや雨具などは、出しやすいサイドポケットなどに入れておきましょう。
あとは左右のバランスが崩れないように注意し、リュックの中で物が動かないようにきっちり詰める。さらに、背中に硬い物が当たらないよう、タオルなどを使ってデコボコしない工夫も忘れずにしましょう。
旅行先で足りない荷物はは現地で買う
海外旅行はサバイバルではないのだから、何から何までも持っていく必要はないと思います。荷物はできるだけコンパクトなほうが行動しやすいし、何か足りない物があってもたいていは現地で買えます。
たとえば衣料品。現地に着いて予想以上に寒かったり暑かったりしたら、現地の店で気候に合ったものを買えば済むことです。ちょっとした雑貨なら、日本にはないようなデザインのものが安価で買えることもあります。
お店の人とのコミュニケーションも楽しいし、日本に帰ってからも思い出として残るので一石二鳥。