海外旅行バッグの極意
海外旅行バッグの上手な選び方
旅行バッグはスーツケース、バックパック、キャリーバッグなどさまざまですが、自分の旅に合ったものを選びたいです。
ひと昔前までは、海外旅行というと大きなスーツケースで、というのが普通でしたが、重くてかさばり、持ち運びしにくいのが難点。
ただし、移動はすべて飛行機やバスといったようなパック旅行や長期滞在型の旅行では、やはりたくさん入って丈夫なスーツケースは便利です。
そこまで大げさにしなくても、という人は、小ぶりなカート付きのキャリーバッグや、肩にかけたり背負えたりできる3WAYバッグなどがおすすめ。
大きさによっては機内持ち込みもOKなので、空港で荷物を受け取る時間のロスもない。
もっと気軽な一人旅などでは、なんといってもバックパックがいちばん。荷物ひとつでどこへでも移動できるフットワークのよさは、バックパックにはかなわない。長所・短所を見極めて、自分の旅に合っ たカバンを選ぼう。
防犯八ンドバッグの条件とは
旅行者が、もっとも遭遇しやすい犯罪が窃盗。ハンドバッグの中身を盗まれたり、バッグごと引ったくられるケースがあとを絶ちません。
だからこそ、ハンドバッグは防犯性に優れたものを選びましょう。その条件は、「バッグの中が3室ぐらいに区切られ、ファスナーのポケットがあるもの。」、「その3室のうち、中央の室にファスナーがついているもの。」、「ナイフで切られないぐらいがっちりとした、厚手のもの。」、「フタつきで、2本ヒモのもの。」 ただし、この条件にピッタリ合ったバッグだからといって油断はできない。スキを見せないよう気をつけましょう。
スーツケースには目立つ目印を
空港のベルトコンベアで受け取るときのためにも、スーツケースにはわかりやすい目印をつけておくと便利。
遠くから見てもわかるような大きなステッカーを貼るか、取っ手にハンカチやバンダナを結んでおこう。
さらに、スーツケース専用のベルトを巻いておくと、万が一、鍵が壊れてフタが開いてしまったときにも安心です。目立つスーツケースをもっていると、泥棒に狙われにくいというメリットもあるのです。
ただし、スーツケースの表面に大きく自分の名前を書くのは×。「○○さんですね」 などと、親しげに声をかけてくる悪質な犯罪が多いからです。
また、前回の旅行の思い出だからとつけっ放しにしている古いタグも、荷物だけ別 の空港に運ばれてしまうなどトラブルのもとになるので、すべて外しておきましょう。
DMの宛て名ラベルを名札代わりに
スーツケースやバッグなどが見当たらないとか、うっかりどこかに置き忘れたといったとき、やはり、住所・氏名を書いたタグ(名札入れ)をつけておいたほうが、戻ってくる確率が高い。
このタグに使うと便利なのが、海外から届くダイレクトメールの宛名ラベルです。
海外からの郵便物は、宛名が外国人にもわかる英語表記になっている。自分あての住所・氏名の部分を切り抜いて残しておいて、タグに入れれば便利です。
トランクの盗難防止ワザ
盗難事故防止に、カギをいくつか用意しておこう。
まず、置き引き防止にはチェーンロックが役立つ。日本で自転車のタイヤなどを固定するタイプのもので十分です。
ロビーでは、トランクの取っ手を椅子の脚や手すり、柱などに留めるが、もし何もなければ、自分のスネあたりに巻いてロックしておく。
室内でも、ベッドの脚などにかけておけば、室内荒らしだってベッドごと持ち出すわけにはいかないでしょう。
その室内で、トランクのファスナー部分のカギにしたいのが南京錠。高級品のトランクには付属のカギがついているが、さらに頑丈なものをもうひとつくらいつけて、用心しているところをアピールしておくといい。
とにかく「人を見たら泥棒と思え」は、海外でこそ思い出したいことわざです。