旅行先での万一の時のために用意すべきワザ
パスポートと航空券は必ずコピーを
あってはならないこととはいえ、万一、パスポートの紛失事故にあったら・・・。再発行してもらうしかないが、このとき最初の見開きぺージのコピーを持っていると手続きがスムーズにできます。旅券の複製 を禁止している外務省が、海外旅行者向けのパンフレットですすめているワザです。
同じように、航空券、未使用の鉄道パス、トラベラーズ・チェックなど、再発行してもらえそうなものは全部コピーをとって、本物とは別にして持っていきましょう。
その際、縮小コピーするとか、両面コピーにするなど、できるだけコンパクトにする気づかいも忘れずに。
また、余った証明写真があるなら、これも持参したほうがよいでしょう。
お年寄り(高齢者)の海外旅行の必需品とは
お年寄りや病弱な人が海外旅行に出かける場合、旅先で医師の診察を受けなければならないこともありうる。
しかし、日本語の通じない国で、自分の病状を相手の医師に伝えるのはとても困難。突然の病気なら仕方がないが、持病がある人なら、あらかじめ出発前に、かかりつけの医師に英文の診断書を書いてもらって持参すれば安心です。
自分は病気がちだから海外旅行には行けないとあきらめている人も、医師に出かけてもいい状況かどうかを相談し、OKであれば診断書を用意していく。
こうした配慮をすれば、十分海外旅行を楽しむことができるのです。
薬は英語名もメモしておく
前項で説明したように、持病のある人は英語の診断書を持参したいが、処方されている薬があれば、薬の英語名、または現地語名を確認して控えておくと安心です。
もし旅行先で薬をなくしても、ふだん服用している薬の名を現地の医師に容易に告げられ、処方してもらうことができるからです。
家庭常備薬でも、添付の説明書やパッケージに使用成分を英語で表記してあるから、それを控えておくといいでしょう。空港で薬の中身を聞かれたときでも即説明でき、ドラッグでないことの証明がしやすくなります。