海外旅行先でケガ・病気を予防するコツ
海外では足のケガから破傷風になることも
海外旅行では健康管理が大切。とくに、小さなケガや病気を放っておくと大変な事態を招くことがあります。
その中でも気をつけたいのが足のケガ。以前、古釘がビーチサンダルを突き破って足に刺さり、小さなケガだと放っておいたら破傷風にかかって亡くなってしまうという事件があった。
また、靴ずれが原因で細菌に感染したという人もいます。衛生状態が悪い国では、小さなケガが命取りになることもあるのです。
とにかく、どんなに小さなケガでも、放っておかずにきちんと消毒することが大切。細菌に感染しないように、万全の注意を心がけましょう。
海外の伝染病は事前対策がポイント
海外では、ときとして思わぬ病気にかかることがあります。とくに怖いのが伝染病などの危険な病気です。
そんな病気にかかりやすい土地に出かけるなら、出発前に予防接種をしたい。主な病気は、破傷風、ポリオ、A型肝炎、B型肝炎、黄熱、コレラ、狂犬病、日本脳炎、腸チフス、マラリアなどです。
予防接種をしたほうがいい旅行先や、年齢、条件などは、それぞれの病気によって違います。
たとえば、破傷風は、35歳前後の若い世代以降の人は免疫を持っていない可能性が高いので、最近10年間で予防接種を受けていない人は、追加接種を受けておくほうがいいでしょう。
また、A型肝炎なら、40歳以下の人は抗体を持っていない可能性が高いので、該当する人で、アフリカ、アジア、中近東、中南米に出かける人は、予防接種を受けたほうがいいでしょう。
また、世界中で行われている予防接種の中には、日本で受けられない種類もあるので、必要ならば現地で接種することも考えよう。
旅行先でつらい船酔いを防ぐコツ
船酔いを防ぐには、とにかく早く眠ってしまうのがいちばん。ひどい船酔いになると、吐き気だけではなく下痢までしてしまうことがあるので、せっかくの旅行が台なしになりかねない。
アルコールを多少飲むのもいい方法です。すこし飲むことで眠気が誘えるので、船酔いになってしまった後でも、眠ればずいぶん楽になります。
ただし、体調の優れない人やお酒に弱い人にとっては、マイナスになる可能性もあるので気をつけて下さい。
海外で病気を防ぐ手洗い術
衛生面が気になる国へ行くときは、適切な手洗い法をしっかり覚えておこう。わざわざ消毒剤を使う必要はなく、ふつうの石けんと水で3回洗う。1回では完壁とはいえないが、3回石けんをつけ、3回とも水で洗い流せば効果大です。
このとき、たまり水ではなく、水道の水を流しながら洗うこと
。ドリアンとお酒は一緒に食べるな
好きな人はフルーツの王様と評価するほど、苦手な人は見るのも嫌、と好みの分かれるドリアン。
強烈な匂いがドリアンの特徴だが、じつはこのフルーツ、お酒との相性がとんでもなく悪いのです。ドリアンとお酒がお腹の中で混ざり合うと、急激に発酵し、膨張してしまいます。
最悪の場合は死亡するケースもあるというので、お酒の前や後にドリアンを食べるのは絶対にやめよう。