海外旅行先でタクシーに安心して乗る術
旅行先で悪徳タクシーにボラれないために
日本人観光客の多い土地では、運転手がよくカタコトで話しかけてくるので気を許すと、料金をふっかけられたりすることがあります。
これを避けるには、できれば、ホテルに頼んで呼んでもらうほうがいいでしょう。
そのとき、ドアマンに頼んで、クルマのナンバーを控えておいてもらうと万全です。何かトラブルがあったとき、ホテルのフロントサービスに報告すると、証拠になるからです。
日本人はボラれても泣き寝入りすることが多いが、クレームをつけることをためらってはいけない。
たとえば、乗車してもメーターを倒さないといったときには、すぐその場で降車しよう。近いのにわざと遠回りされることもあるから、前もってドアマンにおおよその料金を確認しておくのを忘れずに。
白タクには要注意
物価の安い国へ行くと、ついタクシー利用しがちだが、悪質な無許可のタクー、いわゆる白タクには絶対に乗らないうにしたいです。
彼らは、だいたい空港や駅など人の集まるところでニコニコと声をかけてきて、ちらの荷物を持って自分のクルマまで安内することが多い。どんなに愛想がよくても、こういう客引きたちについていってはいけない。
タクシーに乗る場合は、必ず正規の乗り場から、というのが鉄則です。
また、空港やホテルのインフォメーションなどで目的地までの目安となるタクシ一料金を聞いておき、乗車前に運転手に確認するとよい。「この人は慣れている」と思われるからです。
旅行慣れした人が使う裏ワザとは
アメリカの大都市やロンドンでは、個別の携帯電話番号を教えてくれるタクシーが多いので、よく行く国で気に入ったドライバーがいれば、電話番号を聞いておいて利用するのもいい。彼らから裏話や情報をもらえるメリットもあったりします。
ただ、これは出張の多いビジネスマンや旅慣れた人にあてはまる裏ワザ。慣れない人がうまくコミュニケーションもとれない状態でドライバーを信用すると、だまされることもあるので注意が必要です。
良心的なタクシー会社を、あらかじめ旅行会杜の人に聞いておくのも一つの手。
観光客と悟られない秘策
海外の観光地では、たいてい地元の価格よりも一段高い"外国人プライス"がまかり通っています。
これは乗り物にも当てはまります。公共の電車やバスならともかく、タクシーや現地の乗り物(リキシャなど)は観光客とわかると、かなり高い価格を要求してくる場合があります。
とくに、観光地の観光スポットの前などでは、正規の料金より高額な金額を要求される可能性が高いので、同じタクシーを利用するにしても、観光スポットからすこし離れた場所で乗るようにするといいでしょう。
ただし、夜間は人通りの多いところから離れると危険なので避けたいです。
女性の一人旅は仲間を探す
海外で、空港から市内へ向かおうとしてタクシーに乗ったのはいいけれど、さんざんウロウロしたあげくに法外な料金をふっかけられ、「それは高すぎる」というと今度は脅され・・・なんていうのは、よく聞く話です。とくに、一人旅の女性はカモにされやすいです。
そうならないためにも、空港に着いてタクシーを探す前に、まずは同じような旅行姿の仲間を探し、一緒に行かをいかと誘ってみよう。運よく、現地の事情に詳しい人だったら安心だし、そうでなくても一人よりはうんと心強い。おまけに、タクシー代だって安くなるからしめたものです。