観光地でのタクシー・バスの賢い利用術
観光地でタクシーが拾えないときの裏ワザ
たとえば、ニューヨークやロンドンなどの大都市で人気のミュージカルを観た直後など、道でタクシーを拾ってホテルに戻ろうと思っても、なかなかタクシーがつかまらない。
そんなときは、すこし歩いて近くの高級ホテルまで行き、ホテルのボーイにタクシーを呼んでもらおう。メーター制のタクシーなら問題はないですが、料金交渉が必要なタクシーでも、ボーイに交渉を頼めばボラれる心配もない。
もちろん、このときはチップを渡すことを忘れずに。チップを渡すタイミングはケースバイケースで、タクシーに乗るときに渡すのもスマート。また、呼ぶ前に渡すときは相場より少し多めにチップをはずんだほうが、素早くタクシーを呼んでもらえるかも。
観光地でタクシーに乗る前に料金設定を確認
開発途上国の場合、メーターのないタクシーが多い。しかも、メーターがあっても動かさないことさえあります。
そこで、ボラれないよう、ドライバーに行き先を告げると同時に料金を確認しておくことが必要です。
日本人旅行者とわかると高くふっかけてくる場合もあるので、あらかじめ相場を調べておいて交渉する必要があります。そして、料金が決まったら、ドライバーに金額をメモさせておくといいでしょう。
また、日本人はタクシー料金を「1台でいくら」と思い込んでいる。これを逆手にとって、ハワイやアジアの人力車などでは、料金を払う段階になって「一人いくら」とか「10分いくら」などと主張するドライバーがいます。料金設定についても、乗り込む前に確認しておきましょう。
観光バスツアーを最大限に活用する
有名観光地へは、定期的に観光バスツアーが出ていることが多い。路線バスやタクシーを使って自力で行くより、こうしたバスツアーを利用したほうが交通費も安く上がり、荷物の積み替えも楽です。旅行中の移動手段として利用価値大なのです。
しかも、宿泊しているホテルまでピックアップに来てくれるから、バスターミナルまで行く必要もない。帰りに街で夕食をとろうと思えば、そのことをガイドかドライバーに伝えれば途中で降ろしてくれます。
バスツアーのスタッフは自分たちが観光サービス業という意識を強く持っているので、ほかのお客に迷惑が及ばない範囲なら、フレキシブルに対応してくれます。
旅行最終日にこのバスツアーに参加し、すべての荷物をバスに積み込み、帰りに空港に直行してもらった人もいるほどです。