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観光を楽しむために知っておきたい基本的なワザ

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観光には基本的な四つの言葉を覚えよう

海外旅行は楽しいけれど、まったく言葉が話せないような状況ではあまりにも不便だし、現地の人とのコミュニケーションができなくなってしまう。どこの国に行くにしても、基本的な言葉ぐらいはマスターしていきたいものです。

最低限覚えておきたいのが、「こんにちは」「さようなら」「ありがとう」「おいしい」の四つ。なかでも、「こんにちは」「ありがとう」は、コミュニケーションのきっかけとしてぜひ覚えておきたいですね。

ショップなどで応対してくれた人や、ちょっと親切にしてくれた人に、現地の言葉で「ありがとう」と言えば相手もうれしいし、レストランなどに入ったときに「おいしい」のひと言を伝えるだけで、店の人の対応がずいぶん違ってきたりします。

さらに「いくらですか」や「すこし安くしてもらえませんか」といった言葉も使えると、思ったよりディスカウントしてくれるかも・・・。

海外旅行先でのチップはどれくらい渡せばいい?

海外旅行先でのチップは悩みのタネ。でも、じつはチップにはちゃんとした目安があって、枕銭(ピローチップ)なら一人1泊1ドル相当、レストランやタクシーなら10~15%程度が基本。

チップに適当な現地通貨がない場合は、米ドルの少額紙幣を用意しておくと便利。なぜなら、1ドル紙幣は世界中で通用する通貨の中で、もっとも単位の低い紙幣だからです。

ただ、チップはもともとあいまいなものなので、ときに少なめだったり、ときに多めだったりしてもかまわない。アバウトに考え、その国の通貨で適当な金額に近いものがあれば、それを渡しておけばよい。

サインは「漢字」で書くのが正解

パスポートの申請時に、ローマ字表記でサインしている人が多い。

ところが、旅慣れた人は、安全性を重視して漢字のサインを使う。パスポートを盗まれても偽造されにくいし、もし漢字使用国の人が犯人だったとしても、かえって筆跡の違いがはっきりするからです。

もちろんクレジットカードも、パスポートにそろえて漢字にする。相手が読み取りにくいのでは、という気づかいは無用。サインはマネされにくいもののほうが安全という、サイン本来の目的を考えれば、逆に利点です。

それでも、できるだけ同じ字が書けるよう、名前の書き方をレッスンしておく必要はあるかもしれません。

道路の横断は車を睨みながら

「右見て、左見て、前を向いて手をあげて」という横断歩道の渡り方は、日本の交通事情の中でしか通用しません。

クルマが右側通行か左側通行かは国によって違うし、「歩行者優先」も日本の常識にすぎない。横断歩道だから、よもや車が突っ込んでくることなどないだろうとのんびり歩いていると、ハネ飛ばされかねないので注意してください。

たとえ横断歩道でも、クルマのやってくる方向を見ながら渡りましょう。真ん中まで行ったら次は反対の方角に顔を向け、クルマが走ってくるのを確認する。そのとき、運転手の顔をしっかり見て、できれば目を合わせるようにしましょう。

「まさか、気がつかなかったとは言わせないぞ」というくらいの気概で渡りましょう。

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