レストランでトラブルに巻き込まれない知恵
明細書はきちんと確認する
ホテルでミニバーや電話、ルームサービスを利用した場合は、チェックアウトする際に精算するが、このとき渡される明細書は必ず確認したい。
違う部屋番号の明細書を渡されているかもしれないし、実際利用したものと違っている場合もある。合計金額だけ見てもわからないので、必ず利用したものが細かく記された明細書をチェックしたいです。
これは、レストランの会計のときも同じで、ほかのテーブルの伝票が来たり、注文していないものまで記入されていたりすることがないよう、しっかり見ましょう。
また、お釣りをもらうときも、合っているかどうかのチェックを忘れずに。ボーイの中には、チップ以外にもお釣り の一部をちゃっかりポケットに、という人もいるので注意です。お釣りをなかなか持って来ないと思ったら、”I need some change.(お釣りが欲しいのですが)”、もしくは”Could you give me some change(お釣りを頂けませんか?)"のひと言を。
カードでチップを払わない
食事をした際に、チップが必要になる国があります。支払いの際にカードを使う人の中は、チップもカードで支払う人がいるが、チップはなるべく現金で渡すのが、スマートだしトラブルを起こさない。
というのは、カードで支払う場合、伝票にサインをする前に自分で「TIP=10$」などと書き込み、その後サインをするのですが、なかには客がサインした後に、チップの金額を多く書き換えてしまう店のスタッフもいるからです。
そのため、サインをした後に渡される伝票の控えは必ず確認をしよう。もし後日、その不正を見つけて店に文句を言いに行っても、店が認めることはないことが予測されるからです。
チップがいらないレストランもある
チップの習慣がない日本人にとって、チップの渡し方は悩みのタネ。
レストランに入った場合、総額の15%ほどがチップの目安だが、その場になると、いくら渡せばいいのか、そのタイミングはいつ?などと、オロオロしてしまう。
また、食事や話に夢中で、チップを置き忘れてきたなんてこともよくある話。そんなわけで、日本人観光客が多いハワイやグアムなどのレストランでは、最近、あらかじめ料金にサービス料が含まれているところも増えている。
チップをもらいそびれないようにということだが、こういう店でチップを置いてくると二重にチップを払うことになるので、伝票をチェックする習慣をつけよう。
また、セルフサービスの店の場合、チップを渡すべきか悩むところだが、これは、ウェイターがいるかどうかで判断を。ウェイターが飲み物を持ってきてくれたなどのサービスを受けた場合は、テーブルにチップを置いておこう。
ビュッフェ形式は盗難に注意
国、地域を問わず、中級以上のホテルでは、朝食がビュッフェスタイルの場合が多い。何種類もの料理が食べられるとあって、つい大張りきりで何度も料理をとりにいってしまいがちですが、このとき気をつけたいのは、席にバッグを置いたまま、全員でテーブルを空けてしまうケース。その間にバッグを盗まれてしまうことが多いのです。
料理をとりに行くときは、必ず見張り役として、誰か一人は席に残ること。一人の場合は、バッグも持って移動するように心がけましょう。
ナイトライフにタクシーはつきもの
ディスコやバーなど、海外旅行先でナイトライフを楽しむ場合は、必ず帰りの足を確保しておこう。
ニューヨークなどでは、こうした場所自体が危険な地域である場合が多いし、ロンドンなど比較的治安がいいといわれている都市でも、深夜過ぎからの移動はあまり安全とはいえない。
行き帰りにはタクシーなどを予約しておくのが常識だし、できれば現地の知り合いなどと連れ立っていくほうが無難です。また、ディスコやバーのなかでも油断してはいけない。
すべての店が危険というわけではないですが、店内は照明を落としているので、置き引きやスリなどが多発する場所となっています。余計な荷物はできるだけ持っていかないようにしたいですね。