海外での洗濯とバスルームの入り方
服のシワを簡単にとる方法
トランクに詰めておいた服を、ホテルにチェックインして取り出してみたらシワだらけ・・・。そんなときには、アイロン代わりにバスルームを使おう。
シャワーを浴びたあと、浴室内に蒸気のこもっているうちに、ハンガーにかけた服をつるしておく。もちろん、バスルームのドアはきっちり閉めよう。これで、翌朝には自然にシワがとれています。
あまりにひどいシワなら、熱めの湯をバスタブに張ったままつるすといい。
洗濯物を朝までに乾かすコツ
できるだけ旅の荷物を少なくするには、着替えの衣類を減らすことです。そこで、旅先での洗濯が必要になるわけですが、のんびり乾くのを待ってはいられない。素早く乾燥させるコツを覚えておこう。
すすぎは湯で行い、乾いたタオルを広げて中心に洗濯物を置く。これをのり巻きを巻くようにして巻いていき、巻いたあと素足で踏みつける。できるだけタオルに水分を吸い取らせてしまうのだ。
干すときは、空調の噴き出し口があればその近くで。なけれぱバスルームで、換気扇を回しっぱなしにする。
備えつけのハンガーはロッカーのなかでしか使えないタイプが多いから、クリーニング店でもらう針金ハンガーか洗濯ロープを、日本から持参してつるすといいでしょう。
洗濯と入浴を同時に済ませる法
旅行中に、下着などを洗濯するのは面倒・・・。そんなズボラな人のための、究極の裏ワザを紹介しよう。
お風呂に入るときに、パンツなどの下着は脱がずにそのまま入浴してしまうのです。下着をつけたままバスタブの中に浸かったら、手に靴下をすっぼりとかぶせ、そこに石鹸をつけて全身を洗う。
体を洗いがてら下着も一緒にゴシゴシと洗えば、体も下着も一度できれいになるというわけです。
洗い終わった下着や靴下は、タオルにくるんで水気をとったあと、バスルームに干しておけば翌日には乾いているでしょう。
シャワーを快適に使うための一工夫
海外でいちばん驚くのが水事情。飲み水の安全性はともかく、水の出の悪さにはしばしば泣かされる。
ひどいときにはシャワーの湯が途中で止まってしまったり、急に湯が水に変わったり。これは水や湯の供給が十分でないためだ。なるべく、泊まり客が使いそうな時間帯は避け、早め早めにシャワーを済ませるのが正解です。
シャワーを浴びたり湯船につかったりするときは、シャワーカーテンをバスタブの内側に入れてお湯が外に飛び散らないようにし、体を洗う時は浴槽の中で洗いましょう。
加えて、わかりにくいのが蛇口の表示。水とお湯は、通常、蛇口にそれぞれC(水)、H(お湯)と刻印されていますが、スペインやフランスなどラテン語圏では、水はF、お湯はCとなります。湯水の調節がうまくいかず、シャワーを浴びているとき突然水になったり熱いお湯になったりすることもあるので注意しましょう。
使ったタオルは浴槽に投げ込む
ホテルで使ったタオルをキチンともとの位置に戻しておく日本人なら、几帳面な人でなくてもよくやる行為だが、外国のホテルではあまり感心しない。きれいにもとの位置に戻したりすると、未使用と思われて取り替えてくれないからです。
外国、とくに欧米のホテルでは、使ったタオルはもとの位置に戻さず、浴槽にポンと投げ込んでおく。お行儀が悪いように思われるかもしれないが、それが「使用済み」のサイン。従業員はそれを見て、「使ったんだ」と判断して交換してくれます。
また、アジアのホテルでは浴槽に投げ込むのではなく、洗面所にクシャクシャにしておく。どちらも日本とはずいぶん違うマナーなので、覚えておきたいですね。