宿泊ホテルの知っておきたい基本ワザ
ホテルのチェックインは何時までにする?
ホテルのチェックインは、だいたい14時、もしくは15時からスタートする。チェックインは、開始時刻を過ぎれば、遅くなってもOKと思いがちだが、これは大間違い。18時までに到着しないとノーショウ(宿泊しない)とみなされ、予約を取り消されてしまう場合が多いのです。
だから、フライトの都合などで18時より遅くなりそうなときは、必ずホテルに連絡をし、その旨を伝えておくことです。
最初から、遅れる可能性が高いとわかっている場合は、あえて予約を入れないのも一つの手です。
予約をしていると、つい安心してしまいがちですが、予約とは、あくまでも宿泊申し込みの優先順位にすぎない。保証を得るためにも、予約する際にはデボジット(予約金)を入れるか、クレジット番号を伝えておくようにしよう。
また、キャンセルする場合は、そう決めた時点ですぐに連絡すること。
当日の18時以降だとキャンセル料をとられることが多いし、これがリゾートホテルの場合、48時間、または72時間前までに連絡しないと、キャンセル料が発生することもあります。
ホテルの宿泊料金の支払いはクレジットカードがベター
日本では現金で支払いをすることが多いですが、外国ではクレジットカードで支払うのが主流。とくに、欧米のホテルは完全なカード杜会。カード所持者なら料金の踏み倒しができないから、現金客よりもカード所持者のほうが優遇されます。
たとえば、ホテルの予約時には、必ずといっていいぐらいクレジットカードのナンバーを聞かれるし、場合によってはカードがないと予約を拒否されることもあります。
また、チェックインのときにも、クレジットカードならスムーズに手続きが済みますが、現金で支払うといえば、その場で宿泊料金と保証金を要求されることが多いです。
しかも、宿泊中に保証金をオーバーしたら、その時点で超過分を支払わなければいけない。
チェックアウトのときにも、最近では所定用紙に必要事項を記入してルームキーと一緒にキャッシャーに提出するだけでいい「エキスプレス・チェックアウト」という便利なシステムが導入されています。
外出時にはホテルカードを携帯
ただでさえ見知らぬ土地なのに、英語もおぼつかないとなると、心細いことこの上ない。ホテルから出かけるときは、部屋やレセプションに置いてあるホテルカードを持っていこう。
街で迷子になったときやタクシーに乗ったときには、これを見せるだけでOKです。英語があまり通じない国や土地ならば、ホテルマンに、ホテルカードに現地の言葉でホテル名と住所を書いてもらえば、さらに心強いです。
ホテルのルームキーパーへのチップは?
ホテルなどのルームキーパーに渡すチップは、枕の下に置くものと信じている日本人は少なくない。
でも、これはあくまで日本人だけの習性で、単なる思い込みです。どうやら、あからさまに現金を置くのははしたないという考え方からはじまったもののようだが、ルームキーパーにとっては、そんな気遣いよりも、わかりやすいのがいちばんです。
チップは机の上などに”Thank You”というひと言を書いたメモと一緒に置くのがスマート。また、部屋を片づけずに出かけた日や、汚してしまったようなときはすこし多めに置いておくといいでしょう。
国際電話はホテル部屋からかけると損
海外旅行先のホテルの部屋から、日本の留守宅へ無事を知らせるコール。多くの人がしがちだが、じつはこれ、後でとんでもない金額を請求されることにもなりかねないのです。
というのも、部屋からかけた国際電話に対して、ホテル側が正規料金の何倍もの金額を請求して、その差額を儲けるケースが増えてきていて部屋から電話するのは避けたほうがいいでしょう。
高額な料金を請求されなかったとしても、もともとホテルの部屋の電話は、公衆電話よりも割高になっている。ムダな出費を抑えるために、なるべくホテルのロビーにある公衆電話を利用しよう。最近ではテレホンカードが各国で普及しています。
また、大きな郵便局や電話局に行けば、簡単に国際電話がつながって、料金も明朗会計。こちらは安心して利用できます。