飛行中の機内ならではの体調不良を防ぐワザ
飛行中の耳の痛みをとるコツ
飛行機は上昇・降下をくり返すので、気圧が激しく変化する。そのために、耳に痛みを感じることがありますが、これを「航空性中耳炎」といいます。
しかし、心配は無用。しばらくは痛みを感じても、ふつうは次のような方法をとれぱ、すぐに治ります。
方法はいろいろですが、アゴを上下または左右に動かす、首を左右に動かす、あくびをする、水を飲む、ガムを噛む、アメをなめる・・・などを試すとじき治る。
それでも違和感がとれないときは、スキューバダイビングで行われている、いわゆる「耳ぬき」を試してみよう。
これは、バルサルバ法ともいい、鼻をつまんで口を閉じ、そのまま息を耳に送り込むと、ポコッという感じで耳が”ぬける”のです。
ただし、あまり強く行うと鼓膜を痛めるので注意。
何度くり返してもぬけないときは、フライトアテンダントに点鼻薬(血管収縮剤、日本の航空会社は常備している)をもらえないか聞いてみよう。
飛行機酔いを予防するコツ
乗り物に弱い人は機内で酔わないよう、あらかじめ予防対策を立てておこう。まず、座席は前や後ろは避けて翼の上の揺れにくい場所を希望すること。
椅子に座ったらベルトやネクタイをゆるめて楽にし、読書はなるべく避けて、ゆったりと椅子を傾けるか、両サイドに人がいなければ横になって眠ってしまおう。
また、過度に食べたり飲んだりするのも禁物。長時間の場合は、簡単な食事を何度かに分けて食べ、少量ずつ水分を補給すればいいです。
それでも酔ってしまうようなら、フライトアテンダントに相談して、酔いどめの薬をもらったり、吐きたいときはトイレで吐いてしまおう。フライトアテンダントは慣れているので、適切に対処してくれます。