荷物のトラブルを避ける知恵
バゲッジクレームで待たない法
飛行機で目的地に着いた後、とにかく急いでいて、一刻も早く荷物を受け取りたいというようなときは、荷物を預けるときに「door side」の札をつけておいてもらうといい。
荷物がいちばん早く出てくるので、バゲッジクレームでイライラしながら荷物を待つなんてこともなく、じつにスムーズ。夕方、もしくは深夜に現地着で、慌ててホテルを予約しなければならないようなときには使えるテクニックです。
荷物はまとめて計算してもらう
航空会社に手荷物を預けるときに、たいていは個人が別々に荷物を預けますが二人以上で旅行するなら、手荷物はまとめて計量してもらうことをお勧めします。
無料手荷物許容量は、一人単位のほか、人数分の合計数料で算出することも可能だからです。
たとえば、仲良し三人組が香港ヘエコノミークラスで旅行することになったとします。手荷物の重さはそれぞれ11キロ、25キロ、23キロ。一人あたりの無料になる手荷物の重さの限度は20キロだから、25キロと23キロの手荷物を持った二人は、それぞれ超過料金を払わなければならない。
ところが、3人分の無料になる限度は60キロまで。3人組の荷物の合計は59キロだから範囲内でセーフ。つまり、一人ずつ計ると超過料金を払わなければいけないのに、3人まとめると1銭も払わなくて済むのです。グループ旅行をする人はぜひ知っておいたほがいいですね。
荷物を丁寧に扱ってもらえる一言とは
自分の荷物をできるだけていねいに扱って欲しいと考えるなら、航空会社のカウンターのチェックインのときに「フラジャイルでお願いします」とひと言添えればいい。
日本の航空会社なら、「取り扱い注意でお願いします」で十分。このひと言で、荷物には「FRAGILE」のシールが張られ、扱うときに常に注意を払ってくれることになるのだ。
ただし、これはあくまで注意を促すだけの効果しかない。もし中身が壊れていても文句は言えないので、壊れ物は機内に持ち込みましょう。