スムーズなフライトのための知恵
「ノンストップ便」か否かを確認
現地になるべく早く着きたい、フライト時間はすこしでも短いほうがいいという人は、航空券を購入する際、「ノンストップ便」か否かを注意しよう。
一般的に、フライトを決める際「乗り継ぎ便」か「直行便」かを気にする人は多いが、直行便だから目的地までノンストップで行くかというと、これが違うのです。
直行便とは、同じフライトナンバーで目的地まで飛ぶことをさすので、途中でどこかの都市を経由しても、同じフライトナンバーなら「直行便」となります。
「直行便」の中にも、目的地まで経由なしで到着する「ノンストップ」便と、経由する便があると覚えておこう。
なかには、「直行便」だから目的地までノンストップだと思い込み、途中の経由地で降りてしまったという人が実際にいるので、事前にしっかりチェックしましょう。
国際線~国内線への乗り継ぎは
海外では、国際線から国内線へ乗り継ぐケースがけっこうある。
こうした場合、国際線と国内線は別のターミナルや別の空港を使用することが多い。最初の国際線の飛行機から降りると、いったん入国手続きをして入国。そこから、荷物を持って国内線の夕ーミナルに移動し、国内線の飛行機に乗るわけです。
こうした場合に注意したいのが時間。移動には思ったより時間がかかるので、十分に余裕のあるスケジュールを組むことが必要です。また、移動にはバスやタクシーを利用することが多いから、小銭も用意しておかなければいけない。
同じ飛行機とはいっても、電車に乗り換えるように簡単にはいかないことを覚悟しておこう。
成田・関空を使わずに海外へ飛ぶワザ
海外へ出かける際、東日本在住の人はもちろん、西日本の人でも、関西国際空港だけでなく成田空港を利用します。
だが、成田空港は、世界の国際空港の中でも、アクセスの不便さでは一、二を争う。空港に着くまでに時間がかかるのは周知のとおり。
そこで、成田空港を利用しないで外国に行ける裏ワザを紹介しましょう。
もしも、あなたが住んでいる都市の空港からソウルヘの便が出ていれば、とりあえずソウルに向かう。
そして、すぐにトランジットして目的地に向かえば、時間もかからずラクにほかの外国に行ける。費用も安く済む場合が多いはずです。
また、繁忙期で日本からのダイレクト便の予約がとれないときも、この方法が威力を発揮します。
一度ソウルに行って、そこから目的地への便を確保すれば、案外簡単に席がとれることがあるのです。
西日本に住んでいるなら、博多から高速船で釜山へ行き、そこから韓国の新幹線でソウルに行く方法もあります。釜山からソウルヘ行くには多少時間がかかるが、時間の余裕があれば試してみるのもいいでしょう。
ソウルで観光をしてから目的地の他国に向かえば、旅の楽しみがますます増えることでしょう。