海外旅行ピーク時にチケットを取る知恵

海外旅行ピークシーズンともなれば、エコノミー格安航空券の予約はとりにくく、空港へは「3時間前までに」と指定され、チェックインするのも長蛇の列と、出発前から疲労感を味わうことになる。

そこで考えたいのが、ビジネスクラスの格安航空券です。いくら格安といっても、エコノミークラスの航空券は、オフシーズンとピークシーズンとの価格差が倍以上変動することも珍しくないですが、ビジネスクラスは季節や曜日による価格差が少ない。

つまり、ピークシーズンはエコノミー、ビジネス両格安航空券の値段がもっとも接近する時期なのです。ピーク時の混雑を考えると、座席がゆったりしていて、食事・機内サービスもよく、空港のチェックインカウンターも別で、出発までラウンジが使えるなど、さまざまなメリツトもあってお得といえます。

格安航空券も多く出回っています、夏休みや年末年始だけは例外です。それでも、この時期にどうしても海外へ出かけたいという人は、「呼び寄せ便」を試す手もあります。

これは、日本航空が海外の航空会社の安売り攻勢に対抗する形でつくりだしたといわれている特殊な航空券。その名のとおり、海外に暮らす日本人が、日本から親族を呼び寄せるときに限って使われます。

かつては、購入するためにさまざまな書類が必要だったのでが、最近では、国や都市によっては誰でも購入できる航空券になってきています。価格は決して安くはありませんが、格安航空券が手に入りにくい夏休みや年末年始などは、呼び寄せ便のほうが安くなるので、おおいに利用価値はあります。

申し込めば確実に入手できるというものではないので、取得はむずかしいですが、チャレンジしてみる価値はあるでしょう。

お正月やゴールデンウィークなどに海外旅行をしようと思うと、チケットが全然とれずに困ってしまうことがある。こんなときは、地方空港から予約を入れてみよう。

たとえば成田発ではなく、大阪発や福岡発といった便を狙うのです。成田空港発ではとれない予約も、地方空港からならとれるといった場合も少なくありません。

それでも無理なら、行き先をすこし変更します。目的地の近くの都市まで飛行機で飛んで、そこから列車などで目的地に入る。ダイレクトに行く便は満席でも、近くの地方都市へをら予約がとれる場合も。

東南アジアなどに旅行する場合、安くいけるのが「クーリエ・チケット」。

これは、貨物を運ぶ業者の代行荷主になるようなものだと考えてもらえばいい。エコノミークラスで自分の手荷物を運ぶ権利（20キロまで）を貨物運送会社に譲るかわりに、航空券を安く売ってもらうのです。

ただし、これは特殊を航空券なので、希望する日程でとれるとは限らないし、希望者が多くても供給量が少ないため確実ともいえない。それでも、ピーク時期に使うとかなりお得になるため、座席確保は先手必勝といきたいです。

ちなみに、代行荷主としての役割は、成田で荷物の書類を預かり、降機地でサインして渡すだけです。

仕事の都合などで、旅行はどうしてもピークシーズンしか行けないという人は少なくない。しかし、ちょっと知恵を絞れば安く旅ができます。

航空券やツアーなどの料金は、ふつう出発日で設定されます。つまり、ピーク時に出発すれば高い料金になります。

そこで狙い目なのが、ゾーンペックスチケット。これは各航空会社が設定した割引航空券で、利点は、早めに予約がとれること。なかには、事前割引があるものもあり、料金面で見てもおすすめです。

さらに、ピーク時に値上がりした格安航空券と比べても、料金的に大差がない場合もある。格安航空券と違って便名や座席指定ができるなど、条件もいいです。

ほかにも、出発日を連休の後半にするという手もある。あの手この手で努力してみよう。

前述したようにペックスチケットの利点は多々あります、そのほかに注目したいのが子供割引。

2～12歳の子供なら、たとえば、JALのスカイゲートではペックス料金の67%で、「悟空」扱いのある路線座席であれば、75%で利用できます。ピーク時に家族旅行をする場合など、たいへん便利です。

時期や行き先にもよるが、格安航空券で大人と同料金を払うより、子供割引のペックスチケットを買ったほうがお得な場合が多いです。

だから、仮に格安航空券が家族分とれそうでも、子供の分はペックスチケットにするという手もあります。ただし、座席を格安組とペックス組とを一か所にまとめてもらえない場合もあるので、旅行会社で事前に確認しておくことです。

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